カレンダー
プロフィール
Author:Ani huazhong 最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
![]() カウンター
|
「ずいぶん思い切った転身ですね」
1月に行われた大学OBの新年会で、久々に会ったある後輩は、その日に出来上がったばかりの名刺をAniが差出すと、複雑な表情を浮かべながら、こうつぶやきました。 まあ確かに、これまでのAniのキャリアからすれば、まったく畑違いの軽配送業は、ホントにできるのって思われても仕方ないことです。 何しろ、社会人になってこのかた管理系一筋(経理、企画、購買、総務)、デスクワークしかしたことありません。 それが一転して肉体労働ですから、困ったようなその表情も無理のないところです。 ではありますが、主に次の3つの理由により、Aniは軽配送を始めることにしました。 1.会社員(サラリーマン)は卒業します。 大卒で卒業して27年間、途中4回の転職がありましたが、その間はずっと会社員を続けました。 職種は管理系で変わりませんでしたが、会社が変わったこともあり、会社員として経験できることは結構いろいろさせてもらいました。 株式上場準備、海外駐在、キャリア的には上場企業の管理職、子会社ですが役員も経験しました。 ひとつの経験を経ると更なる新しい経験につながっていく繰り返しは、お金を出しても変えない貴重な体験でした。やりがいと充実感、なにより「楽しかった」です。 でもここ2、3年「楽しく」なくなってしまいました。 「会社」が、誰のために、何のために、何を目指しているのかが、よく見えなくなりました。 「疑問」を感じるようになりました。 (これは勤めていた「会社」がということではなく、日本の「会社」全体に対して感じたことです) また世代交代が進まず、かつてAniがさせてもらった「経験」を最近の若い世代はさせてもらえていないことも気になっていました。 そのタイミングで早期退職の募集があり、迷わず応募したのでした。 2.個人事業主になってみたかった 就職した当時、Aniは自分の人生は「平凡」に進んでいくんだろうなと漠然にイメージしてました。 Aniがイメージしていた「平凡」とは、 普通に会社に就職し、いい頃合いで結婚し、子供は二人で、ローンで家を買い、特に出世するわけでもなく、ひとつの会社で定年を迎える、こんな感じです。 ですが二度目の転職あたりから、どうも結婚も怪しいなと感じ始めたとき、イメージする「平凡」は無理そうだ、であるなら「平凡」とは反対に生きてやれと、なぜか突然開き直ってしまいました。 といっても、思い切ったのはその後の転職くらいで(うち一回は海外での転職です。これは結構スリルがありました)、いうほど思い切ったことしてません。 だからというわけではありませんが、一回きりの人生、なったことのない個人事業主にこのタイミングでなるのもありだなと思ったわけです。 また郊外暮らしには、やっはり車が必要だということで(23区内に住んでたときは全然感じませんでしたが)、じゃ車を使った仕事にすれば一石二鳥、ということで、軽配送業がぴったりハマッたというわけです。 年金もらえるか怪しいわれわれの世代は、恐らく定年関係なく体が動く限り働き続けなければならないでしょう。 と考えれば、結局会社勤めしていても定年が来れば次の仕事を探さなくてはならないことを考えれば、定年のない自営業に早めに取り組んだほうが、うまくいけばあとあと楽なのではとも思いました。 3.したくない仕事はしない 幸か不幸か養う家族もなく、借金もありません。 たくさん稼ぎたい目的もその意欲もなく、とりあえず食うに困らない程度の収入が確保できればと考えています。 なので、「したくない仕事はしない」ことにしました。 サラリーマン時代の最後のほうは、「この仕事をやる「意味」があるのか」と、疑問を感じる仕事が多かった気がします。やってて楽しいはずがありません。 この先何十年も働くために、我慢してでも経験しておく必要がある仕事ならともかく、残された「仕事人生」はそう長くないことを考えれば、これからは「したい仕事」「自分が納得できる仕事」を選んでいきたいです。 物凄く「カッコつけた」物言いですが、貫き通すのは結構大変だと思います。どこまでぶれずにいられるかは、自分との戦いだとおもっています。 以上、ほかにも細かい理由はありますが、主なところはこんなところでしょうか。 なんか、こんな人生可能なのか、実験してるみたいな気分です。 まあ、あせらず気楽にやってきたいな、と、思う次第であります。ⅴ(^-^) (おしまい)
|
リンク
|