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2014年04月
「ソニー消滅!! 尽き果てる”延命経営”」
![]() 4/26版の週刊ダイヤモンドは、特集でソニーを取り上げています。 「消滅」とは穏やかじゃありません。 都合7年間、ソニーグループ(Aniは本体ではなく、子会社でした)のお世話になったAniとしては、すでに「卒業」した身とはいえ、やはり気になるところです。早速買って、読んでみました。 で、感想。 3年前とちっとも変っていないのね! Aniがソニーを卒業したのは、今から3年前の2011年6月。 その頃、というよりその前から経営のほうは既におかしくなっており、「構造改革」という名のリストラを何度か実施していました。 早期退職の場合、あとになればなるほど条件が悪くなのが常です。なので、ここらが潮時と貰うものをもらって(と、言うより、何度か転職しているAniはそもそも退職金なんてもらえると思っていなかったので、喜んで応募したのが真相!)、Aniはソニーを卒業しました。 「売るものがない!」 Aniが当時所属していたエレクトロニクス部門の営業マンは、ことあるごとにこの言葉を口にしていました。 画像処理関係のデイバイスしか、売るものがない! で、売上が伸びないので、販売子会社は子会社同士で合併させられ、当然、1+1=2 になるわけがなく、1+1=1.5で、余った人材はリストラとなるわけです。 ダイアモンドの記事でもそうですが、3年前も今も、経営陣は有効な立て直し手立てを打てず、結局、「人減らし」という、ある意味一番「安易」なコスト削減策に走る、その繰り返しです。どうも近々またやるようだと、記事でも書いてありました。 早期退職はコストは減るけど、「戦力」も減ります。だって往々にして、やめて欲しくない人がやめ、やめて欲しい人が残るから。 そのあたりを、現経営陣はどこまで認識しているのでしょうね。 再建のゴールは、まだだいぶ先にありそうです。 ソニーグループに入って、なるほど、これが「ソニー」かと思ったこと。 「出戻りOK」と「引き継ぎなし」 あと「会社はできるだけ、「利用」しなさい!」 この3つをソニー本体からきていた役員さんが」よく口にしていました。 「出戻りOK」 去る者追わず、来る者拒まず。 ソニーは、一度ソニーをやめた人間が、また戻ってくるケースが結構あります。実はAniもその一人、香港でいったんソニーを退職したのですが、日本でまたソニーに拾われました。 ソニーがウオークマン他の革新的な商品を世に送り出していたのは、ある意味社員の「愛社精神」が希薄だったからかもしれません。 よかったころのソニーは、ソニーを利用して自分のしたいことをする人がたくさんいて、ソニーに所属していることで満足している人、そのブランドにこだわる人は少なかったと思います。 だから自分のしたいことがソニーで見つけられなければ、会社はその人が会社を去ることを止めず、また改めてソニーで出来ることが見つかれば戻ることを拒まない、その柔軟性がソニーを活性化していたと考えます。 また「引き継ぎなし」もそうで、前任者と同じことをするなら人を変える必要はない、だから引き継ぎは必要ない、というのがソニーでの考え方だと、その役員さんは言っていました。 最初聞いたときは「大丈夫か」と思いましたが、さすがソニー、徹底してるなと感嘆したもんでした。 だから、会社というものはともかく利用するものだ、という考え方も納得できます。 ソニーにこだわらない人が、ソニーの名を世に広く知らしめた、かつてのソニーはそんな会社でした。 これは辞めるちょっと前くらいから感じていたのですが、いつの間にかソニーは、ソニーのブランドにしがみついている人ばかりになってしまった気がします。 どうしたって会社は大きくなれば、マネジメントの必要性から「官僚的」にならざるを得ません。ルールが重視され、イレギュラーが認めれらなくなります。 そうなるとソニーを支えていた「ソニーらしい」人は去っていき、やがて革新的な商品が出なくなり、会社はブランドに依存した「無難な」経営に傾いていきます。 ソニーが今も有効な経営改善手段を打てないのは、記事にもある通り、結局経営陣が「延命」しか考えられないからではないでしょうか。 創業者の井深さんや盛田さんが、現在のソニーをみてどう思うでしょうか。 「もう辞めてもいいんじゃない!」 きっと彼らは「ソニーの役割」が終わったことを感じ、こう言う気がします。 最後に一番「ソニーらしい」とことをソニーが行うとしたら、それは 「ソニーを終わらせること!」 ちょっと言い過ぎかな。
先週、二人の料理人がこの世を去りました。
佐野実(さのみのる)と周富徳(しゅうとみとく) 最近はほとんどテレビで見かけなくなりましたが、二人ともバブルの90年代は毎日のようにテレビに出てました。 それまでのテレビに登場する料理人と言えば、料理番組や料理コーナーの「先生」として出演するのが常で、あくまで「素人」としての扱いでしたが、この2人は料理とは関係のないバラエティ番組にもよく引っ張り出され、その後に登場する「料理の鉄人」のような「タレント料理人」の先駆けが、彼らだった気がします。" 佐野 実 ![]() ご存じ」「ラーメンの鬼」 第一印象は、「ともかく、おっかない人」 「最高の一杯」を提供することにこだわり続け、その為には一切の妥協を許さない、ですから、食べる側にも「最高の状態」で味あうことを強制(?)し、自身の店では「私語禁止」、まったく愛想なしで、ラーメンを残そうものなら罵声を浴びせられる、そんなシーンが印象に残っています。 またラーメン職人を育てる番組企画では講師も務めていました。 これもともかく厳しい指導で、罵声は当たり前、時には弟子に水をかける、また弟子の作った失敗スープを捨てるシーンが、食品を粗末に扱うとして放送倫理委員会から注意されるほどでした。 味は東京風のしょう油味にこだわり続けました。その後に世の中が、やれ、豚骨だ、魚介だ、つけ麺だ、二郎だと騒いでも、まったく動じることなくしょう油味一筋を貫いたのは、さすが「ラーメン屋の頑固おやじ」といったところでしょうか。 彼が「最高のラーメン」にこだわったことにより、今に至るラーメンブームが始まったといっても過言ではないでしょう。 周富徳 ![]() 両親は中国広東省の出身。自身は横浜中華街出身で、中華料理店の2代目。 いくつかの有名店で総料理長を務めるころにテレビに登場するようになり、歯に着せぬ発言や「カメラ目線」で人気者になりました。 Aniは赤坂離宮の総料理長を務めていたころに、一度だけその店に行ったことがあります。 当時の彼は、中華料理に「マヨネーズ」を使うという斬新さを売り物にしていたのですが、Aniの印象としては、なんだか却って中華らしくなくなっている感じがして「?」だった記憶があります。 その後タレント活動でだいぶ儲かったのか、自身で中華料理店を何店か出店したらしいです。 でもあんまりあんまり話題には上らなかったので、そっちのほうは大ブレイクとはいかなかったようです。 二人の死を聞いて、今回のブログに取り上げようと思ったのは、何か二人に共通するものを感じたから。 それは「ヒール(悪役)」キャラ。 ※ 「ヒール」はすでに一般用語だと思い、この言葉を使いましたが、ご存じのない方もおられるかと思うので簡単に説明しますと、もとはプロレス用語で、ベビーフェイス(正義の味方)に対する「敵役(悪役)」を称する言葉です。またと「卑怯者」というスラングでもあり、その由来は旧約聖書のアダムとイブをたぶらかした「蛇」からきているそうです。(もっと知りたい人は、ネットで調べてください!) ではAniのいう「ヒール・キャラ」とは、どんな「キャラ」なのか? 「媚びない、褒めない(けなす?)、笑わない?」 好かれようとはしない、あえて「憎まれ役」を買って出ている、そんな感じでしょうか。 有吉弘行の「毒舌」キャラや、カンニング竹山の「キレ」キャラは近いような気もしますが、やっはり彼らは「媚びて」ます。 そこは「バブル期」と「今」の違いかもしれません。 あのころは、なぜかみんな「自信」があったのでしょうね。 世の中、悪いほうには転ばないとみんなが勝手に信じ込んでいて、少々悪口を言われても、それを跳ね返す「バイタリティ」が、当時はあった気がします。 対して「今」。 「失われた10年(20年かな?)」はアベノミクスで終わりを告げるのでしょうか? バブルのあとは、みんな「自信」を無くしてしまったので、悪口を浴びせられると、簡単に跳ね返せなくなってしまいました。 だから「ギャグ」でも、言った後にちゃんとフォローしないと、本気でけんかになるか、ひどく落ち込んでしまうか… 有吉氏や竹山氏はそこを心得ているので、あえて「媚びて」いるのでしょう。 享年、佐野実65歳、周富徳71歳。 くしくも2人とも糖尿病を患っていたそうです。 料理人の宿命かな。 「人生80年」時代では、二人とも「早すぎる死」でした。 「憎まれっ子、世にはばかる」とは言いますが、長生きできなかったこの二人、本当は「愛されていた」のかもしれません。 合掌。
消費税が4月から8%になりましたね。
みなさん、実感として「増税感」って感じますか? テレビでやってた何かの調査では、「実感する」が4割、「あまり感じない」が3割だそうです。 「あまり感じない」が3割もいるとは意外でした。 Aniは仕事柄、増税前の駆け込み需要に思いっきり巻き込まれた人なので(どう考えてもトイレットペーパーは、急いで買う必要ないと思う。何より保管場所がある方がすごい。)、結局マスコミの煽りに乗った人が多かったてことでしょうか。蓋を開けてみたら、そうでもなかったってことかな。 Aniが感じた「増税後」 ・行きつけの「900円」床屋が1000円になった。「1000円以下」が「売り」だったのに。ほかは「1100円」にしたのかな? ・たまに行くラーメン屋のつけ麺が750円→780円。それよりショックなのは、クーポン券の内容が変わったこと。 無料で、「味玉+餃子5個」が「餃子3個」に。でも特盛(440g)まで無料だから、いいか。 ・ガソリンが10円弱上がった。 元々ガソリン価格は為替の影響が大きかったので、今回の値上げも、増税の影響って感じがあまりしなかっ た。いつものスタンドは新たに「メール会員」を始めて、会員だと2円/リッターお得になるので、逆に「お 得感」感じたりしてます。 ・スーパーの生鮮食料品。これも天候等の影響で、野菜などは価格の乱高下が激しいので、感覚としては以前と変わらない感じでしょうか。 人々の消費パターンっていろいろだから、そのパターンによっては「増税感」が違うと思います。 例えば、「品質重視」で消費する人は、増税感を感じているのでは? この人達は買う品物がほぼ決まっていて、増税分が価格転嫁されても同じものを買うと思うので、恐らく買い物のたびに「ため息」をついていることでしょう。 対して「価格重視」で消費する人は、あまり増税感を感じないのでは? 実際、増税後すべてのモノの値段が上がったかというと、牛丼のすき家のように逆に「値下げ」したところもあるくらいですから、探せば以前と変わらない価格のもの、むしろ安くなったものがけっこうあったりします。 まあ、その分「質」は当然落ちているわけですが、割り切れる人にとっては許容範囲でしょう。 来年はまた2%上がって、10%の大台に乗ります。 それでも国際的には低い方なのですから、よしとしなければいけないのかな。 いいのか悪いのか、3%→2%と、小刻みに税率を上げられると案外増税感は感じないのかもしれません。 この先「直接税(法人税、所得税)」は確実に減っていきます。 少子高齢化、生産年齢が減っていくのだから、避けようがありません。 消費税も20%ぐらいまでなるかもしれませんね。 これまでも、これからも、Aniは「価格重視」派です。
「笑っていいとも!」が終わってしまいました。
![]() 放送年数、実に32年。開始はAniが大学生のころの1982年です。 その頃のお昼の番組と言えば、NHKのニュースが定番で、民放は昼間うちにいる主婦層(この時代は専業主婦多かったな!)をターゲットにしていたのか、みのもんた氏が日テレでやってた「思いっきりテレビ」のような、生活情報と身の上相談、なんて内容のものばかりでした。 だからいかに昼間もヒマな大学生とはいえ、当然お昼にテレビなんか見ませんでした。 ところがそこへ、当時視聴率が低迷していたフジテレビが、なんとお笑いバラエティをぶつけてきました。それが「笑っていいとも!」の前の「笑ってる場合ですよ!」でした。 ![]() 懐かしいですね、時はフジが仕掛けた漫才ブーム、そこに便乗して、B&B、ツービート他の売れっ子漫才師が日替わりで出演しました。当然、若者の視聴者は増えましたが、漫才ブームの陰りと共に、番組は2年で終了しました。 で、その後を引き継いだのが、「笑っていいとも!」でした。 「まさかこんなに長く続くとは思っていなかった」 3月31日の夜の特番で、タモリ氏、こう言ってましたね。 それまでのタモリ氏といえば、完全に「夜」のタレントでした。芸風はマニアック(?)、というか、飲み会の宴会芸の発展型的な、もともとプロの芸人ではないので、「媚び」を売らないスノップでインテリジェンスを感じさせるそのパフォーマンスは、深夜にこっそり見るのが最高、当時けっこうAniはハマってました。 それがいきなり昼間の番組のMCです。 大丈夫か?、なによりタモリ氏本人が「3ヶ月、もって半年かな」と、先の特番で言ってました。 なんで32年も続いたのか、番組が終わると聞いて、Aniなりに考えて見ました。 そもそも「笑っていいとも!」は、学生時代には見てましたが、社会人になってからはほとんど見てません。 最初は見てました、でもそのうちに、月ー金で遅刻も欠勤もせずに淡々と仕事をこなすタモリ氏を見ているうちに、なんか違うな、と思うようになりました。 「サラリーマンみたい」 あの「毒気」はどこに行ったんだ、レギュラー出演者と素人の出演者を上手にコントロールするタモリ氏を見ていて、当時社会人になったばかりのAniには、タモリ氏は会社の上司の管理職のように見えました。 これが元々の「芸人」だったら、自分の「芸」を見せることにこだわって、このような「転身」はできなかったと思います。 ビートたけし氏は何かのインタビューで、「タモリ氏の芸風が嫌いだ」と言ったそうですが、生粋の「芸人」であるたけし氏には、タモリ氏の「転身」が理解できなかったのかもしれません。 「管理職」みたいになってしまったタモリ氏ですが、それで彼のことが嫌いになったわけではありません。 確かに「芸風」は変わってしまいました、今では「イグアナ」や「4カ国マージャン」なんてネタは絶対にやりませんしね。 最近のタモリ氏といえば、歴史オタク(NHK「ブラタモリ」)、鉄道オタク(この前のフジのSL特番では大はしゃぎでしたね!) まさに一般人、サラリーマンの趣味そのものです。 鉄道ははまっていませんが、Aniも「ブラタモリ」は好きな番組でした。江戸の古地図をめぐるシリーズなんて、住吉に住んでた頃は、自分も同じことをしていたので、非常に興味深く見てました。 サラリーマンのように「笑っていいとも!」をこなしていたタモリ氏に、周りは違和感を覚えなかったのでしょう。それが32年も続いた理由かな。 と、いうことで、今回タモリ氏が番組を終了させる理由は、誰も「やめろ!」と言ってくれないので、自身で「定年」することにしたのではないでしょうか。 「定年」 番組が終わると聞いたとき、Aniが最初に浮かんだのはこの言葉でした。 楽しみに見ていた番組がなくなるというさみしさはないのですが、これもひとつの時代の終わりなのかな、という寂しさは感じます。 一足先にサラリーマンは「定年」してしまったAniですが、タモリ氏の「定年後!」に期待です。 もう一度、若い頃のように、弾けてくれないかな! ![]() こっちは、これからもどんどん 「弾ける!」気でいますので\(^0^)/ |
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